全15回にわたり、大学農場の貸し農園区画を使いながら、大学教授陣による講義と技術職員による実習を交えて楽しく家庭菜園の基礎を学びます。開催日は全て日曜日に設定し、できるだけ多くの方が参加できるようにしてあります。
担当技術職員:森本、古川
回 | 月日 | 教員 | 講義内容 |
1 | 4月22日 | 大場先生 伊藤先生 | ガイダンス 野菜栽培の基礎 |
2 | 5月6日 | 宮川先生 | 熱帯の野菜 |
3 | 5月20日 | 小山先生 | 植物の科学 |
4 | 6月10日 | 荒井先生 | 野菜栽培の話題 |
5 | 7月1日 | 大場先生 | 福祉と農業 |
6 | 7月22日 | 中野先生 | 野菜の保存と流通 |
7 | 7月29日 | 大場先生 | バーベキュー |
8 | 8月19日 | 三輪先生 | 農業機械の基礎 |
9 | 9月2日 | 百町先生 | 野菜の病害 |
10 | 9月9日 | 古川技術職員 | 土壌分析 |
11 | 9月30日 | 田中先生 | 植物の光合成 |
12 | 10月21日 | 松井先生 | 地球温暖化とイネ |
13 | 11月18日 | 嶋津先生 | 被覆栽培技術 |
14 | 12月16日 | 山本先生 | 微生物 |
15 | 1月20日 | 大場先生 | 鍋 |
第1回 4月22日 大場教授、伊藤准教授
第1回目は大場先生によるガイダンスの後、伊藤先生による肥料のお話がありました。各種肥料の説明、家庭菜園で実践してほしい栽培法、無農薬有機栽培について講義していただきました。
あいにくの雨のため、畑での実習はできませんでした。


第2回 5月6日 宮川教授
宮川先生は熱帯農業について研究しており、日本ではなじみのない熱帯野菜、熱帯地方での農業についての講義がありました。
前日まで降った雨のため、畑の状態が悪く、実習はできませんでした。


補講 5月13日
これまで天候に恵まれず、畑での作業が進んでいないため、急遽、畑での作業をするための実習の日を設けました。
主な作業:施肥、畝立て、マルチ張り、定植、播種


第3回 5月20日 小山教授
講義内容は小山教授による「植物と土壌」でした。土壌の性質”保水性””イオン吸着能””土壌呼吸”について学びました。
実習は雨天のためできませんでした。


第4回 6月10日 荒井教授
講義内容は荒井教授による「和良の農業と農家の現状」でした。高齢化した集落の農業の現実は厳しい物があるようです。
実習は定植した夏野菜が育つにつれた各種管理が中心でした。主な作業:追肥、誘引、除草


第5回 7月1日 大場教授
講義内容は大場教授による「農業と福祉」でした。福祉としての農場、障害者の職場ともなる農場の重要性を学ぶことができました。
実習は雨天のためできませんでした。

第6回 7月22日 中野准教授
講義内容は中野准教授による「野菜の流通と保存」でした。
主な作業:追肥、誘引、除草、収穫


第7回 7月29日 バーベキュー
育てた夏野菜を使ってバーベキューを開催しました。皆で鉄板を囲み、畝作りから始まった家庭菜園の労をねぎらいました。参加者の方から頂いたスイカでスイカ割りも行い、楽しいバーベキューとなりました。暑い中苦労して育てた野菜は格別に美味しく、秋冬野菜の栽培に向けて英気を養うことができました。
主な作業:収穫、除草


第8回 8月19日 三輪名誉教授
講義内容は三輪名誉教授による「農業機械」でした。座学で農業機械の講義の後、圃場で実際にトラクターを使った説明、管理機の体験を行いました。管理機の体験には、「東海クボタ」様にご協力頂きました。
主な作業:収穫、除草



第9回 9月2日 百町教授
講義内容は百町教授による「土壌の病害」でした。病害虫対人間の戦いの歴史を学ぶことができました。
主な作業:夏野菜の片付け、秋冬野菜のための畝立て、収穫、除草


第10回 9月9日 古川技術職員
講義内容は古川技術職員による「底面自動灌水機能付きプランターをDIY-自動灌水の仕組みと土壌水を理解する-」でした。身近ななものを使って自動灌水機能付きプランターの作り方を紹介し、それには土壌と水の性質を上手く利用されていることを学びました。
主な作業:マルチ張り、定植、播種、収穫


第11回 9月30日 田中教授
講義内容は田中教授による「植物の光合成」でした。

第12回 10月21日 松井教授
講義内容は松井教授による「地球温暖化とイネ」でした。
主な作業:間引き、追肥、収穫


第13回 11月18日 嶋津准教授
講義内容は嶋津准教授による「「美味しい」野菜を「たくさん」収穫するための被覆栽培技術」でした。ビニールハウス、マルチングを利用した栽培の紹介がありました。また、ハウス内の被覆栽培実験の見学を行いました。
主な作業:間引き、追肥、収穫




第14回 12月16日 山本准教授
講義内容は山本准教授による「微生物」でした。
主な作業:収穫、畑片付け


第15回 1月20日 鍋
最終回は参加者の皆さんで鍋を取り囲み、育てた冬野菜の味を楽しむと共に、1年間の感想を共有し本公開講座を締めくくりました。鍋には、当センターで育てた鶏を使用しました。今回の鍋を準備するにあたり、岐阜大学応用生物科学部のサークル「農場支援サークルのつくって楽しむ会」の学生に協力していただきました。学生のみなさんありがとうございました。

